スティーブ・ジョブズに学ぶ自分ブランディング
自分のブランディングをするなら、
着る服も大事。
どうしてスティーブ・ジョブズはいっつも黒タートルなんでしょう?
そこには、ちょっとかっこわるい理由がありました。
いらっしゃいませ、番台さんです。
昨年亡くなってしまったアップルのスティーブ・ジョブズ。
彼は発表会の時に、いつも黒いタートルネックを着ていました。
なぜ、いつも黒タートル??
そこには、ちょっとかっこ悪い理由がありました。
実は、ジョブズ、アップルにも制服が欲しいと考えたことがありました。
そのきっかけは、ソニーの工場を見学した時のこと。
ソニーの工場では、従業員が三宅一生氏デザインの制服を着ていました。
ジョブズはソニーの盛田会長に
「何故、全員同じ服を着ているのですか」
と訊いたところ、盛田会長はこう答えました。
「戦後、服を持ってる人が少なかったので、制服を与えたのが始まり。
今は、会社と従業員を結びつけるアイテムになっている」
それを聞いてジョブズは
アップルにもそういう結びつきが欲しいと考えます。
しかし、サンプルを作って、会社の会議で提案したら大ブーイング(笑)。
すぐに却下されてしまいました。
この辺はアメリカらしいですね。
結局、ジョブズは、自分だけ同じ服を着るのも悪くないなと考え、
三宅一生氏に頼んで、自分用の黒いタートルを作ってもらったようです。
しかも三宅一生氏は100着も作ったらしいです。
そりゃいつまでも着続けますよね。
この辺のいきさつは、ジョブズの死後に発売された書籍、
「スティーブ・ジョブズ I」「スティーブ・ジョブズ II」に収録されているようです。
僕ら的には、ジョブズが黒タートルを着続けたことで彼のイメージが定着しました。
ここから学べることは自分ブランディングの1つの方法です。
人に覚えて貰うには、相手の印象に残ることををしないといけません。
タレントさんも、視聴者が自分を覚えてくれるまでは
「髪型を変えない」
「同じ衣装を着る」
「メガネや決まったアイテムを常に身につける」
といった方法をとって、記憶に残る工夫をしています。
もし、みなさんが、ビジネスを通じて相手に覚えて貰いたいのであれば、
ジョブズの黒タートルのような、自分だけの「アイコン」を考えておくのがいいでしょう。
【参考サイト】
ギズモード・ジャパン
ジョブズが黒タートルを着た理由が今明らかに。きっかけは日本