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【レビュー】カワイイ映画だ「ジュリー&ジュリア」は悩める女性におススメ(ネタバレ)

Googleのホリデーロゴで話題になった、
アメリカの有名料理研究家「ジュリア・チャイルド」。
彼女を元ネタにした映画「ジュリー&ジュリア」を見ました。

仕事に悩む女性だけではなく、
毎日を平凡に暮らす人にお勧めな
チャーミングな映画です。

アメリカ人なら誰でも知ってる有名料理家

ジュリア・チャイルド

いらっしゃいませ、料理をしっかり覚えたい、番台さんです。

Googleのホリデーロゴが、
ある日「ジュリア・チャイルド」になったのを覚えている方もいるでしょう。
アメリカ人なら誰でも知っていると言われる、有名料理家だそうです。

番台さんは、まったく知らなかったのですが、
その日を境に興味が湧き、
調べてみると、彼女を題材にした映画があることが分かりました。

それが「ジュリー&ジュリア」。
1949年における「ジュリア・チャイルド」の人生と
2002年における「ジュリー・パウエル」の人生を
並行して綴っていく映画です。

女性なら好きになりそうな、可愛らしい映画でした。

エイミー・アダムスが「ジュリー・パウエル」
メリル・ストリープが「ジュリア・チャイルド」を演じています。

評価(★5つで満点)
★★★

ストーリー概要

ジュリー&ジュリア タイトル

1950年代の「ジュリア・チャイルド」と
2002年の「ジュリー・パウエル」、
2人の女性の人生が、同時進行で並列に綴られていきます。

主人公「ジュリー・パウエル」は
夫婦でNYに引っ越してきますが、
気に入らない家に住み、仕事もストレスがたまる一方。

そんな中、久しぶりに会った古い友人達が
どんどん成功していることに焦りを感じます。

そして、自分も何か始めなくちゃと思い、
有名料理家「ジュリア・チャイルド」のレシピ本に掲載されている料理を
「1年間ですべて作る!」という宣言をし、毎日ブログにアップすることを決めます。

一方、1950年代の「ジュリア・チャイルド」は
夫の赴任先であるパリに引っ越してきます。

何もかもが素晴らしく、毎日楽しく過ごしていますが、
何もしない主婦でいるのはイヤだと言うことで、
料理を習い始め、自分のレシピ本を出版することを夢見るようになります。

そんな2人の女性の人生が描かれた映画です。

ちなみに、主人公「ジュリー・パウエル」は
この映画の原作を書いた女性。
自分の人生に起きたことを綴った原作が、今回の映画となりました。
実話なんですね。

料理家の「ジュリア・チャイルド」は
普通の主婦が成功して料理家になったかのような印象ですが、
以前は、CIAで働いていたなど(事務職ですが)
それなりに優秀な女性であったようです。

「普通の主婦」という人ではありませんね。

2人の人生が交互に進んでいく展開

映画は2人の人生が交互に進んでいきます。
時代が違う2人なので、直接絡むことはありません。

「ジュリア・チャイルド」の人生は、本が出版されるところまでが描かれ、
「ジュリー・パウエル」の人生は、レシピの目標を達成し、
ブログが終了するところまでが描かれています。

ストーリー的には、特に大きな盛り上がりもなく、
淡々と2人の人生を追っていく感じですが、
それがまた、主人公(特にジュリー)に親近感が湧く要因となっています。

普通の人間が普通に暮らしていく中で、悩み、喜ぶ。
よくあることだけに、心に響きます。

一つ意外だったのは、
「ジュリー・パウエル」のブログが有名になった当時、
「ジュリア・チャイルド」がまだ存命だったこと(90歳)。

映画の中で語られますが、
彼女は「ジュリー・パウエル」のブログには、
あまり快い印象を持っていなかったようです。

その話を聞いた、「ジュリー・パウエル」はかなりショックを受けます。
その後2人が実際に会ったのかどうかが
描かれていないのが気になります。

「ジュリア・チャイルド」の前向き姿勢に感銘

「ジュリア・チャイルド」は
パリに滞在中、料理を習うために、コルドン・ブルーに入学します。

生徒が男性ばかりのプロ向けのコースに入学し、
その中で、誰にも負けないように勉強していく姿には感銘を受けます。
映画ではまじめに勉強する姿はあまり映っていませんが、
きっとかなり勉強したのではないでしょうか?

主婦なので、毎日時間があったのでしょうけど、
なかなか大変なことではあります。

しかも、レシピ本の出版には、
8年以上の歳月を費やしているのも意外でした。
かなり努力家なんですね。

注目ポイントはここ

メリルストリープはこの映画で
ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞しています。

そんなにすごい演技なのか分かりませんが、
メリルが演じる、「ジュリア・チャイルド」は
ちょっと不思議な女性です。

喋り方も独特で、一見、変な女性に見えますが、
実際の「ジュリア・チャイルド」の映像を見てみると、
かなり真似ているようですね。

結論

映画としては、可もなく不可もなく、というところですが、
主人公ジュリーに自分がバッチリ重なる人には
心に響く映画でしょう。

こんな人にお勧めです。

・日々の仕事が単調で、夢を持てない人、
・新しい環境に馴染めなくてストレスをためてる人、
・友人の成功話を聞いて、自分も何か始めなくちゃと思ってる人。

など。

この映画を見ていると、
「何か始めてみよう!」
そんな気持ちにさせる映画です。

とくに「ジュリア・チャイルド」の前向きな姿勢には、
見習う部分が多いですね。

映画の中でも語られているように、
料理って、気持ちが前向きになります。

料理をしていると全てを忘れられるし、
美味しい物が出来たときは、とても感動する。

自分の成長が手に取るように分かるし、
自分に自信が持てるようになる。
失敗すると超へこむけど。

料理って、不思議な力を持っていますね。

料理の勉強がしたくなった番台さんでした。

それにしても、彼女が作るような高級料理のブログって、
ある程度のお金がないと出来ないですよね(笑)。
素材が高そう!

評価(★5つで満点)
★★★

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