【レビュー】ナイル殺人事件は普通のミステリ映画、犯人も想像できる(ネタバレ)

アガサ・クリスティ原作、
「ナイル殺人事件」。

ミステリとしては面白いし、
一定のクオリティはキープしています。

しかし、「オリエント急行殺人事件」がよかったので、
それに比べるとちょっと物足りないかな。

アガサ・クリスティ原作、ポワロシリーズ

ナイル殺人事件

いらっしゃいませ、
スフィンクスの目線の先に、ケンタッキーフライドチキンの店舗があると知って
笑ってしまった、番台さんです。

さて、
「ナイル殺人事件」は、アガサ・クリスティー原作の作品で、
名探偵ポワロが登場する人気シリーズの中の1つです。

ナイル川を下っていく客船の中で起こる殺人事件の物語。
美しいエジプトの遺跡が、ミステリの舞台に花を添えます。

内容的には、ミステリ作品としては充分楽しめるレベルにあります。
ただ、「オリエント急行殺人事件」には及ばない作品です。

評価(★5つで満点)
★★★(3.5に近い)

ストーリー概要

ロイス・チャイルズ演じる、巨額の富を持つ美女、リネット。
ミア・ファロー演じる、友人のジャクリーンから、
「婚約者が失業中なので、仕事を面倒見て欲しい」と頼まれる。

サイモン・マッコーキンデール演じる、ジャクリーンの婚約者サイモンは、
男前のハンサム。
リネットに紹介され後、ジャクリーンを捨て、リネットと電撃結婚。

振られたジャクリーンは、
2人の新婚旅行につきまとい、2人に嫌がらせをし続ける。

ある晩、客船の中で、
執拗に続く嫌がらせにうんざりしたサイモンがジャクリーンと口論。
興奮したジャクリーンは、自分の短銃でサイモンの足を撃ってしまう。

サイモンは命に別状は無く、居合わせたドクターに治療を受ける。
ジャクリーンは気持ちを落ち着かせるため、看護婦に一晩中付き添われてベッドで過ごす。

その、あくる朝、
リネットがベッドの上で死んでいるのが発見される。
凶器はジャクリーンが持っていた短銃。

ジャクリーンは、一晩中看護婦といたため、アリバイは成立し犯人ではない。

ポワロが調べてみると、
船の客は全員がリネットに恨みや憎しみをもつ人物ばかり。
全員に殺人動機があり、怪しい。

一体誰が犯人?

といったストーリーです。

犯人が想像できてしまう点がちょっとマイナス

ミステリというのは、意外性が重要なので、
被害者へ恨みが強調されている人物は、犯人ではない可能性が高い傾向にあります。

この映画は、ほぼ全員が被害者リネットに恨みや憎しみを抱いています。
なので、一見、誰が犯人なのか分からないのですが、
よく考えてみると、すぐに分かってしまう、かな。

「オリエント急行殺人事件」は
そのあたりが、最後まで分からないような設定だったので面白かったけど、
この作品ではそれが分かってしまうので、ちょっと残念でした。

あと、
登場人物に魅力を感じなかったのもあるかな。
魅力的な登場人物がいませんでした。

ポワロ役が違う役者だった。こっちの方がいい

この映画では、
探偵エルキュール・ポアロ役をピーター・ユスティノフが演じています。

「オリエント急行殺人事件」では、アルバート・フィニーが演じています。
フィニーのポワロは癖が強く、悪く言えば、ちょっとキモい。。。

フィニーのポワロの方が、ポワロのイメージにピッタリなんだろうけど、
個人的には、今回のユスティノフの方が親近感があり、好感が持てます。

それでも、嫌なことをとズバっと言うあたりは、
ポワロらしく、嫌なオッサンやなあ〜と思います(笑)。

寝るとき頭にネットをつけるオッサンってどうなんだろ(笑)。

注目ポイントはここ

エジプトの遺跡を見学するシーンで、
遺跡の上の方から、カメラの長回しで撮影するシーンがあります。

カットを切らずに、各俳優さん達がタイミングよく柱の影から出てくるシーンは、
監督やカメラマンのこだわりを感じ、注目するシーンになっています。

きっと、柱の影から出てくるタイミングは
何度も練習したと思われます。

チェックしてみてください。

結論

ミステリとしては最低限のクオリティは保っていますので、
見ても損はないと思います。

ただ、それほどすごい面白いというわけではないので、
お時間のある人にだけオススメします。

これを見るなら、「オリエント急行殺人事件」を見た方がよいでしょう。

「ハリー・ポッター」シリーズでマクゴナガル先生を演じた
マギー・スミスが出ているので、ポッターファンは要チェック。

評価(★5つで満点)
★★★(3.5に近い)

参考:
Wikipedia
ナイル殺人事件

ナイル殺人事件@ぴあ映画生活

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