【レビュー】見るべし!オリエント急行殺人事件の結末は驚いた!(ネタバレ)

アガサ・クリスティ原作、
「オリエント急行殺人事件」。

移動中の列車での殺人事件、
いわゆる「吹雪の山荘」タイプの事件です。
犯人はこの中にいる!

それにしても結末にはビックリ!
これは見るべし!

ミステリの女王アガサ・クリスティ原作

オリエント急行殺人事件

いらっしゃいませ、アガサ・クリスティにハマりつつある、番台さんです。

先日見た、ビリー・ワイルダーが監督した
アガサ・クリスティ原作の「情婦」がすばらしかったけど、
こちらの作品も素晴らしかった。

中東からヨーロッパへ続くオリエント急行の中で起こる殺人事件を
名探偵ポワロが解決します。

映画は、ショーン・コネリーやイングリッド・バーグマン、
アンソニー・パーキンスなど、豪華キャストを集めて製作され、
アカデミー賞6部門でノミネートされたそうです。

イングリッド・バーグマンが助演女優賞を受賞しました。

評価(★5つで満点)
★★★★(4.5に近い)

ストーリー概要

アルバート・フィニー演じる探偵ポワロは
イスタンブールでの事件を解決後、オリエント急行でヨーロッパに向かうことに。

しかし、この日に限り、いつもは部屋が空いている列車がなぜか埋まっていた。

マーティン・バルサム演じる、ポワロの友人ビアンキは
オリエント急行の重役である特権を使い、ポワロに列車の空き部屋を斡旋する。

列車に乗り合わせた様々な乗客達。
ポワロは、その乗客の一人、
リチャード・ウィドマーク演じる、裕福なアメリカ人、ラチェットから
「脅迫されているので、身を守って欲しい」と依頼される。

しかし、ポワロはラチェットに嫌悪感を抱きそれを断ってしまう。

そして、翌朝、
ラチェットは死体で発見される。

犯人は残りの乗客の誰かである。
犯人は誰だ?

そして、この事件は、
5年前に起こった、幼女誘拐事件と大きく関わっていたのであった。

といったストーリーです。

見てる側は全く謎が解けない。真相を知り驚く

事件後は、ポワロが乗客に対し、1人ずつ尋問していくのですが、
見ているこちらは、謎が全く解けません。

ところどころ、気がつくところがあるのですが、
最後にポワロが真相を語るまでは、誰が犯人なのか見当も付かない。
そこがこの映画の面白さの1つです。

ポワロが真相について解説するシーンは、
各乗客の尋問シーンがフラッシュバックして再現されるので
見てる側に親切な編集になってます。

「そうそう、こう言っていたな」と後から確認できる構成になっています。

そして、このフラッシュバックシーンは、
カメラのアングルを変え、広角レンズを使用して撮影されているので、
より一層、緊迫感や怪しさが増大しています。見事な手法ですね。

それから、色々な国の人が登場する設定なので、
英語が分かるともっと面白いんだろうなと思いました。

事件の真相にも、
英語の言葉遣いによるヒントが隠されているので、
英語に精通している人は、ぜひ英語で見てください。

そして、ポワロのキャラクターがちょっと鼻につきます。
こんな奴だったんだ。
尋問の際も常に上から目線でちょっと傲慢。あまり友達になりたくないタイプ。

フランス人だと思っていましたが、
ベルギー人だったのも初めて知りました。

悪人顔に笑う、そしてバーグマンがすばらしい

殺されるラチェットの顔が悪そうな顔!
元米国務長官の「ラムズフェルド」に似ていて悪人顔してる(笑)。
顔を見たとたん、思い切り笑ってしまった。

そして、
「カサブランカ」のイングリッド・バーグマンが出演しているのもビックリ。

「カサブランカ」での美しさは影を潜め、
オドオドしている冴えない女性、グレタ役で登場しています。

本来、バーグマンには、ドラゴミノフ公爵夫人役がオファーされたそうですが、
バーグマン本人がグレタ役を希望したそうで、さらにビックリ、

とても良い演技だと思います。さすがアカデミー賞。

12という数字には裁きの意味がある?

この映画に出てくる「12」という数字は、イギリス裁判の陪審員と同じ数。
悪人に裁きを与える意味も込められているんだと思います。

そして、名作映画「十二人の怒れる男」を監督しているのは
この映画の監督でもある、シドニー・ルメット

彼がメガホンを取っているのは意図的なのでしょうか?
面白いですね。

注目ポイントはここ

撮影当時、オリエント急行がすでに無くなっていたので、
登場する列車はすべて再現したモノだそうです。

冒頭のプラットホームのシーンは、列車の修理場所で撮影されました。
発車するシーンのロングショットはとても美しいですね。
ここは見所です。

結論

真相にはビックリします。
大抵のミステリ映画は、犯人に対して同情はするものの、
共感はしないと思うけど、
この物語は、犯人に対してめっちゃ共感するめずらしい物語。

オススメです。

評価(★5つで満点)
★★★★(4.5に近い)

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