[ネタバレ]モンスターズ・ユニバーシティは前作より劣るけどまあ合格点

「モンスターズ・ユニバーシティ」を見てきました。

率直な感想として、
内容は前作の方が面白いです。

ピクサー作品で「続編がいまいち」なのは
異例の展開。

ですが、普通の映画に比べれば
充分、合格点だと思います。

「モンスターズ・インク」の続編

いらっしゃいませ、番台さんです。

先週末公開された「モンスターズ・ユニバーシティ」を
さっそく見てきました。

前作「モンスターズ・インク」の続編です。

前作が面白かったので、
期待して見ちゃったせいか、
内容はいまひとつに感じました。

ストーリーが普通なんですよね。
なので、評価はちょっと厳しくしました。

評価(★5つで満点)
★★★

ちなみに、
前作はこちらの作品「モンスターズ・インク」。

ストーリー概要

モンスターズ・ユニバーシティ
(C) Disney / Pixar.All rights reserved.

今作は、前作の主人公、
ジェームズ・P・サリバンと
マイク・ワゾウスキが大学生の頃のお話です。

小さい頃にモンスターズ・インク社の工場見学に行ったマイクは、
そこで見た「怖がらせ屋」に憧れ、
自分も「怖がらせ屋」になりたいと強く思います。

優秀な「怖がらせ屋」になるためには、
モンスターズ大学に入るのがよいとアドバイスされたマイクは
必死に勉強して、見事入学。
怖がらせ学部での新しい生活がスタートします。

しかし、
怖がらせる能力のないマイクはまわりの学生からバカにされます。

一方、サリーことジェームズ・P・サリバンは、
父親が有名な「怖がらせ屋」で
サリバン家という名家の出身。

怖がらせることには自身があり、
傲慢で嫌な感じの奴。

彼は努力をしないので、
怖がらせ方はワンパターン。

あるとき、試験中に、サリーとマイクは
言い争いから、学長の記念オブジェを壊してしまいます。

それによって、怖がらせ学部から追放の身に。

怖がらせ学部に復帰するチャンスは、
怖がらせ大会で優勝すること。

サリーとマイクは、怖がらせ大会で優勝するため
大学の落ちこぼれ達と力を合わせて頑張ります。

というストーリーです。

前作同様、サリーの声はジョン・グッドマンが、
マイクの声はビリー・クリスタルが担当しています。

先が読めるストーリーなので、ドキドキしない

映画としてはクオリティが高いのですが、
ストーリーがよくある感じで先が読める展開でした。

いわゆる
「落ちこぼれチームが努力して価値を勝ち取る」という話。

アメリカのスポーツものの映画で良くありますよね。
マイティダックス(飛べないアヒル)」とか
メジャーリーグ」などのパターンです。

大半がこのストーリーで占められるので、
先が読めてしまいます。

最後は勝つもんね、普通(笑)。

それでも、
ピクサーはやっぱり、最後に大きな山場を持ってきます。
人間界でサリーとマイクが力を合わせて、
人間達を怖がらせるシーンは良かったですね。

この映画で一番良かったシーンはあそこかな。

人を怖がらせることが出来ないマイクですが、
頭を使って戦略を考えることにかけては天下一品。
サリーとの見事なコンビネーションを発揮します。

うん、あのシーンはよい。

ほんと、怖いですよ、あの状況(笑)。
スタッフ達が、楽しみながら
怖いシーンを考えた姿が浮かびます。

「こうした方が怖いでしょ!」みたいな(笑)。

ゼンマイ仕掛けの少女人形が歩いてきたら、
超怖いよね(笑)。

なんとルームメイトはランドール!

予告編では、マイクが自分の寮のドアを開けた後、
サリーが登場しますが、本編では、なんとあのランドールが登場。

彼がルームメイトでした。

しかも、最初は素直な良い奴。
しかもメガネをかけてて、クリクリ目玉で登場。かわいい。

しかし、彼は大学のエリートチームに入り、
そこから性格がゆがんでいきます。

そして、怖がらせ大会では、
サリーのせいで失態をさらすことになり、
以後、彼に怨みを持つようになります。

嫌なランドールの出来上がり(笑)。

注目はアメリカの大学生活の雰囲気

アメリカの名門大学には秘密クラブめいたものがあるようで、
有名なのはイエール大学の「スカル・アンド・ボーンズ」ですね。

ブッシュ元大統領などが学生の頃に所属したそうです。

モンスターズ大学にも
そういったエリート集団が出てきます。

アメリカらしいなと感じました。
これまた嫌な奴らでね(笑)。

アメリカ映画の嫌な奴と言ったら、
アメフト部の筋肉スター選手野郎とチアリーダーの女、
みたいなのが定番(笑)。

この映画には、他にも、いろいろなチームが出てきて、
女の子のカワイイチームもありますよ。
チアリーダーっぽい出で立ち。カワイイけどやっぱり嫌な奴だった。

この娘達、怖がらせ大会で、
子供とティーンエイジャーを間違えてばかりいるんだけど、
それが解せなかった。

だって、三つも目があるんだぜ!
なんで見間違えるんだよ(笑)って思いません???

サリーとマイクがチームを組む、
「ウーズマ・カッパ」の「OK」というマークの「O」には
しっかりツノが生えているのにも注目。

サリーとマイクは社内で成り上がっていった

人間界での一件で、
モンスターズ大学を退学処分になってしまったサリーとマイクは、
モンスターズ・インク社の求人広告(郵便配達)に応募します。

そこから、あらゆる部署ですばらしい働きをし、
ついには、怖がらせ屋コンビとして成り上がっていきます。

どうやって二人が入社したのか、
見てる途中から気になっていたので、このシーンはよかった。

前作を見た人へのサービス

前作を見ていた人だけがわかる小ネタもありました。
(1回しか見てないので、ほかにもあったかも)

雪男が登場
サリーとマイクが働く
モンスターズ・インク社の郵便部署で働いていました。

「追放されちゃう云々」というセリフが笑わせます。

CDAのオバちゃんが登場

「モンスターズ・インク」で
レポートを提出しなさい」としつこく言っていた
CDAのボスのオバちゃん、ロズが最後に登場。

しかも、CDAのスーツ姿がおもろすぎる。
あれ、特注だろうな(笑)。

「ずっと見張ってるよ」というあのセリフも(笑)。

モンスターズ・インク社の社長の姿も

エンディングロールでは、
マイクとサリーが社内で成り上がっていく姿がポラロイド写真が出てきます。

その中に、社長が登場するのですが、
髪の毛フサフサ、しかもアフロ(笑)。
ソウルミュージシャンのような雰囲気で、どことなくパパイヤ鈴木(笑)。

人間の描写の不気味さには理由があると思う

一番最初の「トイ・ストーリー」の時からずっと思っていたのですが、
人間の描写が気持ち悪い。

当初は3Dの技術的な問題でそうなったのかと思っていました。

しかし、今回の映画でも
やはり気持ち悪い。動きもぎこちない。

これって、わざとなのかな。
主人公達との対比のため、わざと気持ち悪く作っているのかもしれない。
そう感じました。

ちゃんとやれば、絶対ちゃんと作れるはずだし。

おそらく、
人間達を魅力的に作ってしまうと、
主人公達が生きてこなくなるんだと思います。

異世界の生き物としての「人間」を
あのように表現しているのかなと思いました。

あくまでも、
モンスターの世界を「こちら側の世界」として
生き生きと描きたいのだと思います。

結論

今作は残念ながら、
前作の方が面白いという結果になってしまいました。

それでも、映画としては普通に面白いので、
見ても良いと思います。

興味深かったのは、
ランドールとサリーの対比。

当初はサリーが嫌な奴で、ランドールが良い奴。
それが段々変化していくのが面白かったです。

サリーはマイクと交流することで心を開くようになります。
自分も悩みを抱えていることを告白し、
「やっぱり根は良い奴なんだな」と思わせる描写があったのも嬉しいですね。

ランドールはエリート集団に入ったことで、
目つきも性根が悪くなっていきます。

「モンスターズ・ユニバーシティ」を見るなら
「モンスターズ・インク」を見てから見るのがお薦めです。
レビューはこちら。

男子風呂(ぐ)
[ネタバレ]モンスターズ・インクはテンポが良く面白い!しかも泣ける!

それにしても、
大学の前を通るバスのブレーキ音が「悲鳴」なのが笑えます。
バスが止まるとき、チェックしてみてください。

評価(★5つで満点)
★★★

このページの先頭へ