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[ネタバレ] スタートレック イントゥダークネス面白い!カンバーバッチが良かった!

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を見ました。

想像以上に、
ベネディクト・カンバーバッチが良かったです。

冷たい目をしつつも
激しい感情を爆発させる、魅力的な悪役でした。
お薦め。

スター・トレック イントゥ・ダークネス ロゴ
© 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

J・J・エイブラムス監督第二弾

いらっしゃいませ、番台さんです。
スター・トレック イントゥ・ダークネス」を見てきました。

J・J・エイブラムスが監督を担当した
「スター・トレック」シリーズ第二弾。

かなりお金をかけたプロモーションを展開していましたね。
期待はずれだったらどうしようと思いましたが、
スター・トレックマニアも充分楽しめる映画でしたよ。

さすがJ・J・エイブラムス。

人気俳優、ベネディクト・カンバーバッチが良かったです。
クールで激しく、いいですね。

以下、ネタバレレビューです。

これから映画を見る方は、ぜひ前作を見ておいた方が
より楽しめると思います。

評価(★5つで満点)
★★★★

こちらは前作。

ストーリー概要

ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)は
「U.S.S.エンタープライズ」の艦長として任務を遂行しています。

しかし、艦隊の規則よりも、その場の判断を重要視する彼の行動が問題視され、
艦隊の判断により降格され艦長を解任されます。

信頼している上司クリストファー・パイク提督(ブルース・グリーンウッド)が
新たな艦長となり、カークは彼の副長に任命されます。

そんな矢先、ロンドンがテロによる攻撃を受け、
さらに、臨時招集された艦長達も攻撃を受け、パイク提督は死んでしまいます。

カークは
ロンドンを攻撃したジョン・ハリソン(ベネディクト・カンバーバッチ)を
追いかけるため、エンタープライズの艦長として再び宇宙へ飛び出します。

ジョン・ハリソンは謎めいた男で
体力・筋力・知能、すべてにおいて、
通常の人間を上回る能力を持っていました。

はたして、彼は何者なのか?
そして、テロの目的はなんなのか?

というストーリーです。

カンバーバッチが最高によい!ミステリアスだ

ジョン・ハリソン中佐(本名はカーン)を演じた
ベネディクト・カンバーバッチ。

彼の演技を見るのは実は初めてなので、どんな人か不安でしたが、
この不安を見事に吹き飛ばしてくれました。

優性人類として遺伝子操作されたカーン。
とてもクールで良かったです。

声が想像以上に低い声で、迫力もあり、
人を見透かしてしまうような冷たい目。
そして、時に激しい感情をあらわにする凶暴性。
見事でした。

体が大きいのは、実際にそうなのでしょうかね?
それとも、カメラワークでそう見えるようにしてるのでしょうか?
優性人間らしい体つきでよかったです。

それにしても、彼が本名の「カーン」を名乗るところ。
もったいぶった意味ありげな言い方をします。

古くからのスター・トレックファンは
あの「カーン」か!と驚くのですが、
昔のシリーズを知らない人にはチンプンカンプンだろうなあ。

番台さんも「カーンが出る」という前知識がなければ、
えらい驚いたと思います。
残念ながらWikipediaで見てしまったのでした。。。。

パイク提督が死んじゃったよ!

パイク艦長が残念ながら死んでしまいました。
演じるブルース・グリーンウッドも好きだったので残念。

理想の上司で格好良かったのにな。
あんな死に方をさせることはないのになあ。
あのとき死んだのってパイク提督だけかな。

あれだけの銃撃を受けてるのに、
マーカス提督は生き残ってるって、どうなんだろう。
悪ははびこるんだねえ。

注目ポイントはここ

エンタープライズを救うため、カークが
放射能一杯のエリアに飛び込んでいき、ワープコアを修正します。

そして、最後にスポックとガラス越しに会話を交わし、
手を合わせ死んでいくシーン。

あれを見ると、スター・トレックマニアは
「うひょー!」と思います。それはなぜか?

先ほど、カーンについて少し触れましたが
スター・トレックの旧シリーズの映画には
「スター・トレック カーンの逆襲」という映画があります。

テレビシーズでカークに負けたカーンが
復讐をしてくるストーリーです。

「カーンの逆襲」のクライマックスでは、
スポックがエンタープライズを救うために
放射能一杯のエリアに入るのです。

そして、ガラス越しにカークと会話をして手を合わせて死んでいきます。

まさに、今回の映画は、その逆パターンの演出でした。
やるなあ、J・J。

カークが死んだ後の、スポックの絶叫も良かったですね。
「カーーーーーン!!!」

スター・トレックマニア的小ネタ集

旧シリーズからのファンも楽しめるマニア的小ネタもありました。

セクション31と思われる組織が登場

惑星連邦の闇のスパイ組織「セクション31」らしきものが登場。
映画の中でそのネーミングが出たか確認できなかったのですが、
武器を開発していた部署が、どうやらそうらしいです。

字幕では「小隊31」ってでた??
詰めが甘いなあ、日本語版。

5年間の調査飛行に出かけます

映画の最後に、5年間の調査飛行に出かけます。
この調査飛行は、かつてTVシリーズとして放映された番組がその期間に当たります。
いわゆる「TOS」と言われる、
ウィリアム・シャトナーがカーク船長を演じるオリジナルのシリーズです。

うまい具合に、最後のシーンで、
シリーズ最初の話に繋ぐところがニクイ演出ですね。

これでJ・J版のスター・トレックも終わりかと思ったのですが、
どうやら、第三作が用意されているようです。楽しみじゃ。

トリブル登場

ドクターマッコイ(ボーンズ)が
医療室で死にそうなトリブルを1匹使って、なにかの調査をしています。

そう、あのトリブルです。
ここに優性人間の血を注射して、トリブルが生き返る描写がありました。

トリブルのあの繁殖力はひょっとしてこれが原因?
と思わせるシーン。

フェニックスの模型があった

マーカス提督の部屋に、歴代宇宙船の模型が飾られており、
ファーストコンタクトのフェニックスらしきものもあった。
アーチャー時代のエンタープライズもあったような気がしました。

クリンゴン登場

カークが向かったクロノスで、ついにクリンゴンが登場。
顔がちょっと違う感じでしたね。

バルカン星が消滅して、バルカンが弱体化しているこの世界では
連邦にとって、かなりの強敵になっていると思われます。
パワーバランスが崩れていそう。

だからこそ、マーカス提督があんな戦艦を造るんだろうな。

それにしてもクリンゴンに相対するとはウフーラ、気が強い。
旧シリーズのウフーラとはえらい違い。
今回の映画で一番キャラ設定が違うのはウフーラですね。

昔は黒人女優がレギュラーになるのすら難しかった時代ですから
おとなしいキャラ設定なのは仕方がないと思いますが、
それにしても、今回のウフーラは気が強い。

キャロルはジェネシス計画のマーカス博士だった!

マーカス提督の娘は、あのジェネシス計画のマーカス博士だった。
気がつかなかったなあ。

ということは、あの後、カークとつきあうのかな?
そういえば、5年間の調査飛行のクルーとして乗っていたぞ。

スポックが感情を抑えている理由

今作の中では「辛いことを感じないように」というような意味で
感情を排除しているような印象を受けるセリフがありました。

カークとウフーラとスポックがクロノスに向かう船の中で話すシーンです。

それは、なんか違うなと思いました。

前作では、バルカン人が感情を抑え理論で生きる人種であることを
ちゃんと示していたと思うけど、
前作を見ていない人からすると、スポックだけがこういう性格と思われてしまいそう。

1度しか見ていないので、
こっちがセリフを読み違えてるのかもしれないけど。。。

もう一回みたいなあ。

老スポックのサプライズ出演

事前になにも発表がなかったら油断していた。
レナード・ニモイまたしても登場。

ニュー・バルカンが作られているらしい。
何人ぐらい残ってるのかな、バルカン人。
母性にいなかった人だけだから、かなり少ないと思われる。

スタッフの中に超オタクグループが用意されている

カンバーバッチのインタビューによると、

超スター・トレックオタクのグループがあって、
そのグループが、スター・トレックの物語世界特有の「きまり」がちゃんと守られているかを
常にチェックしてる

らしいです。

だから、旧ファンもしっかり楽しめる内容になっているんですね。
むしろ、旧ファンの方が楽しめる映画かもしれません。

どうでもいいこと

疑問点がひとつ、
冒頭で出てくる先住民が、エンタープライズの絵を地面に描きますが、
なぜか、上から見た図を書いている。

どうやって上から見たのだ(笑)。下からしか見えないだろうに。

結論

さすがJ・J・エイブラムスと思わせる映画です。
スピード感があり、飽きずに見ることが出来ます。

古くからのファンも楽しめるし、
新しい俳優陣のファンも楽しめると思います。

単なるSF映画ではなく、
カークやスポックが人として成長する過程も描かれています。

旧シリーズのファンの目から見ても
今作のカークは魅力的に映ります。

スコッティを解任するシーンの葛藤などは見応えありますね。

カンバーバッチはまた出て欲しいな。
「カーンの逆襲の逆襲」(笑)。だめかね?

冷凍して眠らせたというのは、なにかの伏線かなあ??

評価(★5つで満点)
★★★★

雑誌「Pen+」がスター・トレックの特集をしています。
スター・トレックの基礎知識や、
役者陣へのインタビューも掲載していますので、
スター・トレックに興味を持った方は入門書として是非どうぞ。

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