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[ネタバレ] JJエイブラムス版スター・トレックはマニアも納得する面白さ!

J・J・エイブラムスによって
新しく制作されている
「スター・トレック」シリーズの第1弾、
「スター・トレック」を見ました。

さすがJJ、
STマニアも楽しめる、エンタテインメントに仕上がっていました。
面白かった!

スター・トレック 2009
© TM & Copyright2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

初代テレビシリーズ「宇宙大作戦」をJ・J・エイブラムスがリメイク

いらっしゃいませ、番台さんです。

もうすぐ「スター・トレック イントゥ・ダークネス」が公開されます。

ベネディクト・カンバーバッチが度々来日して、
女子が興奮する夏が訪れようとしていますね。

その前に、前作「スター・トレック」を予習しましょう。

実は、番台さん、
超「スター・トレック」マニアです。

全部のシリーズの全エピソードを見たし、
映画も全シリーズ見ました。
そして、部屋はプレイメイツ社のSTフィギュアだらけ。

そんなマニアも納得したのが
このJ・J・エイブラムス版「スター・トレック」。
誰もが超楽しめる映画です。

正直言うと、
今までの映画は「スター・トレック」という設定の縛りが邪魔して
必ずしも良い作品ではなかったように感じます。

しかし、今回のJ・J・エイブラムス版は違いました。

テンポも良く、出てくる人たちも
昔に比べてスタイリッシュでカッコイイ。
カンバーバッチファンは、まずは前作を見て予習しましょう。

このリメイク版「スター・トレック」は、
カーク船長やミスター・スポックが活躍する
初代テレビシリーズ「スター・トレック(邦題:「宇宙大作戦」)のリメイクです。

彼ら主人公達が初めて出会う頃を描いています。

もちろん、元のスター・トレックを知らなくても
充分楽しめる、素晴らしい出来の作品ですので、
初心者も安心して見ることができますよ。

評価(★5つで満点)
★★★★

ストーリー概要

宇宙艦隊士官、ジョージ・カークは、異星人との交戦により命を落とします。
その自らが乗船する宇宙船内から妻が脱出する際、
妻はジョージの息子を出産します。

その息子が
ジェームズ・T・カーク。

彼は、青年になった後、
宇宙艦隊のパイク船長の薦めにより、宇宙艦隊に志願します。

艦隊入隊後のある時、自分の父親が死んだときと同じ状況が発生、
再びあの異星人が攻撃をしかけてきました。

宇宙船「エンタープライズ」に乗り込み
パイク船長やスポック副長と現場へ急行するカーク。

そこで遭遇するのは、
未来からやってきたロミュラン人、ネロでした。

ネロは、未来で起こった事件の影響で
過去にタイムスリップしてきたのでした。

ネロはある人物を追いかけています。その名はスポック。

若き日のスポックとカークは、
ネロの登場により、未来で起こった出来事に巻き込まれていきます。

型破りなカークと、規則に忠実な副長スポックは
互いに意見の相違がありながらも、
お互い力を合わせて戦っていきます。

というストーリー。

スター・トレックマニアも楽しめたとは、さすがJ・J・エイブラムス

いやあ、正直、期待していなかったのですが、
ここまで楽しめるとは思っていませんでした。

今までの経験から、
どうしても話が地味になりがちだったスター・トレック。

激しい戦闘よりも、
話し合いで交渉するのがテレビ版のスタイルなので、
映画には向いていなかったのですが、いやいやすばらしい。

J・J・エイブラムスが
見事にエンタテインメント作品に仕上げています。

各キャラクターの特徴も良く描かれていますし、
ストーリーのテンポも良く、飽きさせません。

唯一、退屈したのは、
氷の惑星で巨大なモンスターに追いかけられたシーン。

でも、あのシーンは、
老スポックが登場するためのきっかけなので、
やっぱり必要なシーンです。見事。

あの氷の惑星のシーンは
「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」のホスを思い出しますよね。

JJは「スター・ウォーズ」好きらしいですね。
ちなみに、新しい「スター・ウォーズ」シリーズは
彼がメガホンを取るそうです。

今回の「スター・トレック」は、
元ネタ「宇宙大作戦」の小ネタも多く挟み込まれており、
古くからのスター・トレックマニアも楽しめる作品です。

冒頭のカークが生まれるシーンは、めっちゃ引き込まれる

冒頭のカークが生まれるシーンは
引き込まれますね。

カークの父親が登場したのも初めてだし、
生まれたシーンが詳細に語られたのも初。マニアもびっくり。

そして、あのスピード感と
愛にあふれたシーンがたまりませんね。あのシーンはとてもよい。

見入ってると気づかないかもしれませんが、
途中からセリフや効果音が消えて、音楽だけになるんですよ。
ここの演出が美しい!

悪役のネロにイマイチ共感できなかった

悪役のロミュラン人、ネロ。
彼の過去(というか未来)が語られて、スポックに対する恨みもわかりますが、
今ひとつ、魅力的な悪役ではなく、共感できませんでしたね。

「ダークナイト ライジング」のベインみたいで、
あまり好きになれないタイプです。
肉体派の悪役ってあまり好きになれない。

その点、
まもなく公開される「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の
ベネディクト・カンバーバッチは、クールで知的な魅力があり、
楽しみです。

注目ポイント:スールーのワープ失敗がむしろラッキー!

エンタープライズがバルカン星へ急行する際、
操舵士のスールー(カトウ)がワープの失敗をします。

若い士官であることを表す何気ないシーンで
パイク艦長のユーモアある反応などが微笑ましいね、
なんて思っていたら、それだけじゃなかった!

あそこでスールーが失敗したおかげで、
エンタープライズの到着が遅れることになります。

そのおかげで、ロミュランの罠であることに気づき
対策を整える余裕が生まれるんですね。

いやあ、気づいたときには「そうか!」と膝を打ってしまいましたよ。
すごいなあ、このシーン。

トレッキー達へのサービス、マニア向け小ネタ集

古くからの「スター・トレック」マニア(トレッキー)達への
サービスシーンが多く含まれています。

しかし、若干設定が変更になっていたりすることもあり、
ややモヤモヤする部分もありましたね。

やっぱりクルーは変わらない

「宇宙大作戦」のクルー達が、今回も登場します。
カークやスポック以外にも、
ウフーラ、スコット、ドクターマッコイ(ボーンズ)など。

特に良かったのはボーンズことドクターマッコイ。
口の悪い皮肉屋なのが相変わらず、
しかもちょっとワイルドでカッコイイ。
この俳優さん(カール・アーバン)、カッコイイね。

スター・トレック マッコイ ボーンズ
© TM & Copyright2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

パイク船長は拷問されてしまい、最後はお約束の車椅子姿に。
その懐かしい姿に涙するトレッキー多数。

それにしても、ロミュランの拷問って
未来人にしてはローテクですな。虫ってよ。。。
オマエはドクター・フロックスか!

で、スコット。
昔のスコットは、ここまでお調子者じゃなかったので、
ちょっとやり過ぎです(笑)。

髪がやけに少ないけど、続編ではどうなってる!心配だぞ。

スコットが転送実験に
アーチャー船長(提督だったかな)のポートスを使ったのが笑えます。

アーチャーがよく許しましたね。
絶対許さなそうだけどな、彼は。
「トゥポル、他の犬でやるよう言ってくれ!」
って言いそう。

コバヤシマルのテスト

過去一人も合格者が出ていないコバヤシマルテスト。
そのテストを合格したのがカークだった。
その話は、テレビシリーズでも何度か登場しました。

しかし、そのシーンや詳細が出たのは初めて。

スポックがこのプログラムを作ったのは初めて知った。
今回からの設定ですよね?たぶん。

こういった、絶対失敗するテストをやらせて、
被験者がどう対処するかを見る、というのがアメリカっぽいなあと思います(笑)。

ウフーラとスポックの関係

今回の映画で一番の衝撃でした。
まじでー!!と思いますよ。

スポックとウフーラが恋仲だなんて。
まあ、たしかにゾーイ・サルダナならいいかも。
むしろ、ウフーラのルームメイトの方が良いかも(笑)。

ワープコア放出

やってくれるねスコット。
最後は、困ったときのワープコア放出(笑)。

エンディングのテーマ曲とナレーションに泣ける!

物語が終わり、最後にエンディングが流れますが、
そこで、あの聞き覚えのある音が!
そして、有名すぎるあのナレーション。

胸がキュンとしちゃったわ!

今回は
スポック役のレナード・ニモイがナレーションしているようですね。

バルカン星消滅

バルカン星が消滅してしまいました。
もっといえば、未来ではロミュランも消滅。
今までのテレビシリーズではどちらも存続していますので、衝撃の展開。

スールーは吹き替えではやっぱりカトウ

操舵士のカトウは原語ではヒカル・スールーという名前です。
昔、日本でテレビシリーズが始まった際に
日本人になじみやすいように変更されたそうです。

今回も吹き替え版ではその設定が生かされています。

ちなみに、スコットも
日本のテレビシリーズでは「チャーリー」という名前でした。
「スポック」と「スコット」の名前が似てて
紛らわしいから変更したというのが理由だったと思います。

実はパラレルワールドだそうな

今までの「スター・トレック」シリーズと
エイブラムス版の「スター・トレック」シリーズは
同じ時間軸ではないそうで、いわゆるパラレルワールドのもう一つの世界らしいです。

なので、バルカンが消滅しても、
僕らが知ってる「スター・トレック」の世界は壊れないようですね。

カークの昇進には納得いかない

組織としてどうなの?と思うのが、カークの昇進の速さ。

戦闘中は納得できます。
パイク船長から副長を任命され、
スポックが退任したので、一時的に繰り上がって船長になる。

でも、解決した後に勲章を授与され、
さらにエンタープライズの艦長に任命されるっておかしいです。

臨時になるならわかるけど、
まだ艦隊アカデミーを出るかでないかという若造に、
艦を預けるなんて、組織としておかしいですよね(笑)。

しかも、戦闘が始まる前は
コバヤシマルテストの不正で処分しようとしていたのに。

どうなってんだい、いったい。

結論

マニア的にはいろいろツッコミどころもありますが、
それでも、そんなことが関係なくなるくらい楽しめました。

各キャラクターの個性が、よく表現されていてキャラ立ちしていたし、
アクションシーンも多く、飽きずに見ることが出来ます。

老スポックはそれほど活躍しませんでしたが
むしろ、若い世代だけで解決する展開は良かったと思います。

「スター・トレック」の根底にあるテーマ
成長や向上心というものが、うまく表現されていました。

そして、カークとスポックの友情の第一歩は、
人種や偏見を超えてお互い理解し合あうという
ジーン・ロッデンベリー(「スター・トレック」シリーズの発案者)の
精神にあっていましたね。

「スター・トレック」マニアも
そうでない方も、充分に楽しめる良い作品でした。

お薦めです。

評価(★5つで満点)
★★★★

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