皮がフワフワ!創業1576年!玉英堂彦九郎の虎家喜(とらやき)を食べた!
先日、日本橋の「うさぎや」のどら焼きを食べましたが、
同じ日に、人形町へ寄り、
「玉英堂彦九郎」の「虎家喜(とらやき)」を頂きました。
これがまた、独特の味で旨かった!
玉英堂彦九郎は創業が1576年!織田信長の時代!
いらっしゃいませ、番台さんです。
最近は和菓子に凝っています。
先日の日本橋「うさぎや」に続き、
今回は「玉英堂彦九郎」をご紹介。
「玉英堂彦九郎」は人形町の甘酒横丁の入口にあります。
大きな通りに面しているので、分かりやすいと思います。
この「玉英堂彦九郎」、創業がなんと1576年!
Wikipediaによると、1576年は
「織田信長、安土城を築城」
だそうだ(笑)。スゲー!!
和菓子屋の中でも老舗度高し!
もともとは京都で創業したそうですが、
その後、東京に出て、
今は人形町のお店が本店だそうです。
どら焼きとは違うのだよ!どら焼きとは!
「玉英堂彦九郎」は「玉饅(ぎょくまん)」が有名ですが、
今回紹介する「虎家喜(とらやき)」も名物の一つ。
外観はこんな感じ。透明のビニール袋に包まれています。
外側のビニール袋を取ると、もう一枚紙に包まれていました。
この紙に「どら焼き」ならぬ「虎家喜」と呼ばれる仕掛けが。
この紙をよく見ると、
「此の紙を剥ぎますと、虎の縞模様が現れます」との表示が。
じゃあ、剥がしてやろうじゃないか、へっへっへ。
じゃーん!剥がした!虎模様だ!
この紙を剥がしたときの模様が虎のようだから「虎家喜」というそうですよ。
剥がした紙にいっぱい皮がくっついている。もったいない。。。
なんとも香ばしいにほひ!食欲そそるね!
この「虎家喜」、
ビニールを剥がしたときから、独特の匂いが漂います。
焼いた匂いだと思いますが、これが何とも食欲をそそります。
焦げたようななんとも独特な匂いがします。
最初はハッカ?っぽく感じたのですが、
何故そう感じたのか不明です。寿堂の匂いが脳裏によぎりました。
皮がくっついた紙も、このように端っこが焦げており、
焼いてすぐに紙を巻いたことが想像できます。
「虎家喜」の大きさは、だいたい8cmくらいです。
日本橋「うさぎや」のどら焼きと同じくらいか、少し小さいくらい。
しかし、高さは「虎家喜」の方がすごい。
見てよ、この分厚さを!ボリューム満点!
どら焼きのように、周りが閉じておらず、ほぼ開いている状態。
反対側は、かろうじてなんとか閉じてる感じ。
これは旨い!皮がフワフワだよこれ!
それでは、さっそく頂きます。
まずは、周りの虎模様の皮!これがフワフワ!
まるでシフォンケーキのスポンジのよう!
シフォン主義万歳!
「うさぎや」のようなシットリした皮とはちょっと違い、
かなりフワフワしています。
その分、ちょっと水分含有量は低いかも。
食べ比べると乾燥した感じがするかもしれません。
あくまでも「比較した」場合ですので、
取り立ててパサパサしているわけではありません。
そして、先程の焦げた香りがあるので、
味は若干苦みを感じます。これは香ばしくて美味しい!
人によってはこの匂いが苦手な人いるかな??
餡もほどよく甘くて美味しい。
しかも、小豆がかなり大きい!
大きな小豆が形のままゴロゴロと残ってる。
「玉英堂彦九郎」は粒餡にこだわりがあるそうで、
粒の形が残ってる「粒餡」と、形が残っていない「つぶし餡」を
使い分けているそうですよ。
この粒餡は、粒あん派の番台さんとしては、嬉しい。
これは食べ応えがありますね。
旨かった!
感想とかいろいろ
「玉英堂彦九郎」の「虎家喜」は
どら焼きとは違う別物というイメージがしました。
皮も通常のどら焼きと違ってパフパフしています。
シットリ感を求める人には、ストライクゾーンを外れるかもしれません。
そして、独特の焦げたような香りにも特徴があります。
番台さんは、この香りが大人っぽく感じ、美味しく感じましたが、
甘さのみを求める人には合わないかもしれません。
老舗のこだわりが創りあげた
餡と皮、とても美味しく頂きました。
人形町へお寄りの際は、一度試してみては如何でしょうか?
参考:
人形町商店街 公式サイト
京菓子 玉英堂
まち日本橋:お江戸日本橋情報サイト
玉英堂彦九郎
食べログ
玉英堂 彦九郎
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