[ネタバレ]モンスターズ・インクはテンポが良く面白い!しかも泣ける!
前回、iTunesで
TSUTAYAよりもお得にレンタルした「モンスターズ・インク」。
やっぱり面白いね。
ピクサー作品の中でもお薦めの作品です。
というわけで、レビューします。
ネタバレしますのでお気を付けて。
「モンスターズ・ユニバーシティ」の予習に是非!
(C) Disney / Pixar.All rights reserved.
iTunesなら300円でレンタル可能です
いらっしゃいませ、番台さんです。
前回の記事でお伝えしたように
先日公開が始まった「モンスターズ・ユニバーシティ」を見に行くため、
再び「モンスターズ・インク」を観賞しました。
今回はiTunesのレンタルを利用しました。
SD版なら300円です。HD版は400円
レンタル期間はダウンロードしてから30日間まで(未再生の場合)。
1度見始めたら48時間以内に見る必要があります。
48時間を過ぎると、自動的に消滅し、見れなくなります。
(↑2013.7.13 一部、文章を修正しました)
「モンスターズ・インク」は、
公開時に映画館で見たのですが、細かいところは忘れており、
新しい発見もありました。
細かいセリフなど、やっぱり何度見ても面白いですね。
評価(★5つで満点)
★★★★
ネ
タ
バ
レ
で
す
よ
ストーリー概要
主人公はエネルギー会社「モンスターズ・インク」で働く、
ジェームズ・P・サリバンとマイク・ワゾウスキ。
「モンスターズ・インク」はモンスターの世界にエネルギーを供給しており、
人間世界の電力会社のような企業です。
そのエネルギーの源となるのが、
「人間の子供の怖がる声」。
モンスターたちは、毎晩
子供部屋につながったドアから忍び込み、
子供たちを怖がらせ、そのエネルギーを貯めています。
実は、この人間の子供は、
モンスターたちにとって、恐怖の対象。
子供に触られると死んでしまうと思われており、
子供の部屋にある洋服やオモチャでさえ、
ドアのこちら側に進入したら大騒ぎになります。
そんな中、一人の子供が、
モンスターの世界に紛れ込んでしまう事件が発生します。
ジェームズ・P・サリバンとマイク・ワゾウスキは
なんとかその子を人間の世界に戻そうとしますが、
この事件の裏には、会社を巻き込む巨大な陰謀が隠れていたのでした。
というストーリーです。
ジェームズ・P・サリバンは劇中で「サリー」と呼ばれています。
サリーの声はジョン・グッドマンが、
マイクの声はビリー・クリスタルが担当しています。
テンポ良く進み、飽きさせない展開
さすがピクサー、飽きさせません。
テンポ良く話が進みます。
特に後半、ランドールとの
ドアを出たり入ったりする追いかけっこは
スピード感があり、楽しめます。
マイク役のビリークリスタルの早口なセリフも
さらにストーリーのテンポを良くしていますね。
楽しいだけではなく、
ウルッとさせるシーンもあり、
緩急付けた展開は、さすがピクサー、練られていますね。
そして、最後に駆け込む、
シミュレーションルーム。
ああいう結末に持って行くとは思いませんでした。
あれはとても上手ですね。
やられた〜。
マイクは雪国からどうやって戻ってきたんだろうか
気になったのは、サリーが雪国で滑っていくシーン。
村まで「歩いて3日かかる」といわれていたわりには、
あっという間に着いてしまいました。
実際、その後、マイクもすぐに戻ってきたし。
あそこはちょっと謎ですね。
マイクはどうやって戻ってきたんだろうな?
本当は、村まで結構近いんじゃないだろうか?
きっと、ずっと一人きりだった雪男が、
ようやく仲間に出会えたので、
わざと、遠いような嘘をついたのではないだろうか?
と想像しました。
注目はドアの倉庫シーンの広がり感
ランドールに迫られた、マイクとサリーが
ドアにぶら下がり逃げていくシーン。
最初は狭い通路を通っていくのですが、
ドアの倉庫に出たとたん、空間が大きく広がります。
あそこのシーンはとてもいいですね。
広がり感が素晴らしいです。
「トイ・ストーリー2」でも同様のシーンがありました。
ウッディたちが空港のベルトコンベアに乗ってしまうシーンで
ベルトコンベアの先の空間の広がりが素晴らしかったですね。
ピクサーらしい、小ネタ集
ピクサー映画には、
所々、ニヤリとさせる小ネタが挟み込まれています。
マイクがデートするお店は「ハリーハウゼン」。
特撮史上に残る伝説の映画人の名前を使っています。
雪男は有名なクリスマス映画「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」に出てくる
雪男のパロディですよね、きっと。
(C) Disney / Pixar.All rights reserved.
ブーを部屋に返すシーンでは、
「トイ・ストーリー2」のジェシーや「ルクソーJr.」のボールなどが出てきます。
このシーンではニモのオモチャなども出てきますね。
(C) Disney / Pixar.All rights reserved.
そして、笑ったのがこれ。
「人間の子供が現れた」と
ニュースを伝えるニュースキャスター。
(C) Disney / Pixar.All rights reserved.
これ、絶対、CBSニュースのダン・ラザーを真似てると思う(笑)。
眉毛がそうだもの(笑)。
この人ね(笑)。
はは〜んと思ったシーン
新人教育中のシミュレーションルームにおいて、
ブーを見た社長が、怯えもせずブーを抱きかかえたシーンがありました。
このシーンで、はは〜んと思いますね。
子供が危険じゃないと知ってるってことですよね。
なにげに注目シーンです。
この後すぐに、本性を現し、
マイクとサリーを雪国に追放します。
爆笑したシーン
地下室で悲鳴吸引器を受けてしまう助手。
機械が取れた後の唇!超腫れてるの!
ここ大笑いした!
モンスターの世界には、この助手のように
「コンタックくん」みたいな形状のモンスターがいっぱいいますね。
このタイプのモブキャラは
笑瓶に声をあててほしい。
爆笑したシーン2
本当は感動するシーンなんだけど、笑ってしまったシーン。
シュレッダーにかけられたブーのドア。
なんとマイクが復元!すげーぞマイク!
このシーンを見て、思い出したのが
ティムバートン版バットマンシリーズの「バットマン リターンズ」。
この中でペンギン男が、
シュレッダーにかけられた書類を
「根性さえあれば元に戻せる!」といって、
セロテープだらけの書類を見せるシーンがあったと記憶しています。
それを見たときに爆笑したのですが、
それを思い出してしまいました。
それにしても、
政府機関的な組織であるCDA(子供検疫局)がシュレッダーにかけたのに、
よく削りカスを手に入れることが出来ましたね。
マイクにはすごいコネがあるんだろうか?
結論
数あるピクサー作品の中でも、出来の良い作品の1つです。
「ファインディング・ニモ」や「トイ・ストーリー」と比べても
遜色ない出来ですので、お薦めします。
笑えるシーンあり、
サリーとブーの心の交流にジーンするシーンあり、
そして、テンポがよい展開によく練られたストーリー、
とっても楽しめる作品ですよ。
是非ご覧ください。
評価(★5つで満点)
★★★★